【経営者向け】SNSの使い方とは？ビジネス・経営に役立つ使い方を解説！
商品のPR、認知度拡大を目的として、SNSを活用している企業が増えています。SNSは一方的な情報発信ではなく、情報を見た相手からの声を聞くことができるコミュニケーションツールの一つ。消費者の意見をサービスへ反映させたり、広告費の削減につなげたりといったメリットもあります。ぜひ、貴社でもSNSを活用してみませんか。
SNSとは？ソーシャルメディアとの違いも解説！
SNSということば自体はよく耳にすると思いますが、そもそもSNSとは何なのかご存知でしょうか？
SNSはSocialNetworkingService（ソーシャルネットワーキングサービス）の略であり、登録利用者同士がインターネット上で社会的ネットワークを構築できるサービスを示します。つながりを持った仲間同士で情報交換したり、写真や動画を共有したりと、交流ができるプラットフォームとして、日本では2007年ころから普及し始めました。
SNSの利用者は年々増え、今では幅広い世代の人々の情報・コミュニケーションツールとして欠かせないものとなっています。SNSと同様、よくソーシャルメディアということばも聞かれますが、これはSNSを含む、個人的な情報発信・受信の双方が可能な媒体のことを示します。
つまり、SNSはソーシャルメディアという大きな枠組みの中にあるものという位置づけになります。ソーシャルメディアには、SNSのようなコミュニケーションツールとしての要素が強い媒体もありますが、ウィキペディアやはてなブックマークなど、情報伝達要素が強く、コミュニケーション重視でないものも含んでいます。
各SNSの特徴まとめ
SNSといっても非常に多くの媒体があり、どれを利用すればいいかわからない…という方もいることでしょう。あれもこれもと登録しても、投稿に手間がかかってしまい放置状態に…ということにもなりかねません。
SNSの媒体ごとに特徴は異なるので、自分の会社にはどんなSNSが適しているのか比較・検討する必要があります。ここでは、代表的なSNSの特徴についてまとめているため参考にしてください。
つぶやき型のSNSとして、気軽に短文での投稿ができるTwitter。10代～20代の若いユーザーが多いのが特徴です。リツイート機能による拡散力が強く、多くの人に情報を広め、リアルタイムで情報を得られるといったメリットも大きいでしょう。
その反面、デマやフェイクニュースも一気に拡散されてしまうリスクもあるので、注意が必要です。企業としては、新しい商品の情報をより早く、多くの人に広めたい、ユーザーから商品に関する感想を聞きたいといった場合に有効でしょう。
インスタグラムの特徴は、写真投稿型のSNSという点です。10代・20代に限らず、主婦層といった30代まで幅広く利用されています。おしゃれで映える写真を投稿するのが若者の使い方の主流で、インスタ映えを意識した商品開発や店舗づくりをする店が増えた点からも、Instagramの影響力の大きさが伺えます。
写真や動画による視覚的効果が高いため、商品を魅力的に撮影することで商品の宣伝効果が上がるでしょう。また、#（ハッシュタグ）をつけることで、同じものに興味のあるユーザーとつながり、情報の拡散も期待できます。
実名登録制で信頼度の高いSNSといえるフェイスブック。旧友を見つけ出せ、取引先とのつながりも持てることなどから、働く30代～40代の利用者からは根強い人気があります。ページを持つことで、ウォールを使った顧客との会話ができるだけでなく、クエスチョン機能を使ってアンケートを取ることも可能です。
LINE
人口の約70％が連絡ツールとして使用しているといわれるLINE。若者から高齢の方まで簡単に使えるアプリとして浸透しているLINEは、個人の利用だけでなく、ビジネスアカウントを持つ企業も増えています。連絡ツールとして1対1、またはグループでの情報伝達ツールとして馴染みが深いLINEですが、タイムラインの配信やLINEニュース、LINEブログなどさまざまなサービスを展開。LINEでクーポンが受け取れる、商品の注文がLINEでできるといったサービスにも利用されています。
TikTok
TikTokは動画の撮影や編集、投稿が気軽にできるSNSです。10代～20代の若い世代から圧倒的な支持を得ていますが、2020年に企業向けのTikTokがリリースされたことで、企業による利用が一気に増加、自由に広告を出せるようになりました。拡散力があるので、若者向けの商品の宣伝に向いています。
SNSをビジネス・経営に役立てる方法は？
今、ご紹介したいくつかのSNSの特徴でも見られましたが、SNSの多くは拡散力が大きな強みです。売りたい商品がある、新商品発売を多くの人に知らせたい、といった企業にSNSはとても有効といえるでしょう。費用がかさむ宣伝費に悩まされていた企業も、SNSであればアカウントの開設が無料です。コストをかけずに自社の商品の宣伝、PRができるでしょう。
また、企業から発信した情報に対し、ユーザーがコメントすれば、コメントへの返信やいいねなどの、直接的なコミュニケーションも可能です。そこから企業のファンを増やしていくことで、口コミが広がり、リピーターの獲得にもつながるでしょう。
さらには、SNSを利用したブランディング効果も期待できます。特定の商品をSNS上で何度も目にすることで、ユーザーはこの商品といえばこの企業のもの！という認識が定着します。商品の認知度アップや、商品の販売促進に大いに役立つでしょう。キャンペーンのお知らせや商品情報、新着情報など豊富な情報を継続的に発信し、ユーザーがまた見たいと思えるようなアカウントにすれば、効果的な宣伝が可能になります。
まとめ
SNSは今や個人同士の情報交換ツールではありません。一方的な宣伝にならないSNSは、手軽にユーザーとのコミュニケーションをとることが可能な販売促進ツールです。アカウント開設の際は、どんな世代の人たちをターゲットにするのか、SNSのどの機能を使えば効果的に商品をアピールできるのかをよく考え、導入するようにしましょう。また、アカウントを開設したからといって、すぐに効果が出るわけではありません。ユーザーが求めているのはどんな情報か、どんな情報に大きな反応があるか、どんなコミュニケーションの方法が喜ばれるか、といった運用方法についても、じっくり検討していく必要があるでしょう。ぜひ、貴社でもSNSを導入して、経営にお役立てください。
