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SWOT分析とは?活用するメリット・デメリットや具体的なやり方について解説!

公開日:2022/08/01  最終更新日:2022/08/30


会社で何らかの事業を立ち上げる際、見切り発車で思いついたことをしていても成功は望めません。まずは自分の会社の状況を把握し、計画に組み込んでいく必要があります。その会社の状況を把握する方法に「SWOT分析」という方法があります。今回はこのSWOT分析について、目的からメリット・デメリット、分析の方法までを詳しく解説します。

SWOT分析とは?

ここではSWOT分析とはどのような分析か解説します。

SWOT分析の4つの要素

SWOT分析は、アメリカのヘンリー・ミンツバーグ(Henry Mintzberg)によって作成された戦略論の基本モデルで、内部環境である「強み」「弱み」外部環境である「機会」「脅威」を組み合わせることによって、戦略を立てる方法です。

「強み」「弱み」「機会」「脅威」を整理すると以下のようになります。

・強み:自社の実績・他の企業との差別化が図れるもの
・弱み:他社より劣っているもの・生産やサービスが苦手な分野
・機会:ビジネスチャンスのある分野・環境変化に対する機会
・脅威:自社の強みをかき消すような市場の動き・他社の革新的なサービス

これらのことを分析し掛け合わすことによって自社の強みを活かす機会や、弱みを解消する機会を模索します。

SWOT分析の目的

SWOT分析の目的は、自社の外部環境と内部環境を客観視できるようにし、経営戦略を立てることです。またSWOT分析の使い方によっては、マーケティングプランの計画や、部署ごとの戦略、個人の目標の設定にも利用できます。

SWOT分析を行うまでの流れ

ここからはSWOT分析のやり方について4stepで解説します。

1.目的の設定

何事を行うにもまずは目的の設定を行いましょう。たとえば、自社の強みを戦略に活かしたいとか、弱みを解消し脅威を克服したいなどです。目的を明確にしておくことで、戦略を立てる道筋を見失うことが無くなります。

2.機会と脅威の書き出し

次に外部環境の「機会」「脅威」の書き出しを行いましょう。機会や脅威の場合は自社の中で解決できない問題であるため、情報収集が必要です。自社はどのような環境で戦っていくのか徹底的に調べ上げましょう。情報収集ができれば、その中から機会(チャンス)となるような情報を抜き取りリストアップします。

次に脅威ですが、これも情報収集から始めましょう。自社が努力しても無駄になってしまうような原因を探します。たとえば「顧客のニーズが急激に移り変わった」「競合が思いつかないような戦略を開始した」などです。

3.強み・弱みの把握

機会と脅威を調査できたら次は自社の強みと弱みを探しましょう。自社の強みや弱みは、自社が一番よく分かっているはずですから、出来るだけ多くの意見を出しましょう。

4.クロス分析で整理

ここまでくればSWOT分析の準備が完了です。SWOT分析では以下の4通りの組み合わせで戦略を考えます。

・強み×機会=強みを活かす機会はどこにあるか?
・強み×脅威=強みを活かして脅威に立ち向かうにはどうするか?
・弱み×機会=弱みを克服すれば活かせるチャンスがあるのではないか?
・弱み×脅威=悪いシナリオにならないための方法は?

上記のような形でそれぞれの要因を掛け合わせ答えのきっかけを作るのがSWOT分析の醍醐味です。

SWOT分析を活用するメリット・デメリット

一見簡単で使いやすそうに見えるSWOT分析でもデメリットはあります。メリットだけでなくデメリットも把握したうえでSWOT分析を利用できるよう、ここからはSWOT分析のメリット・デメリットについて解説します。

SWOT分析のメリット

企業戦略では自社の強みを活かすキッカケに目を向けがちですが、弱みや脅威に向き合うことであらたな視点を獲得できるのがSWOT分析のメリットです。

SWOT分析のデメリット

SWOT分析のデメリットとしては、2×2=4通りの考え方しか獲得できないため、マクロな視点しか獲得できないことがあげられます。強み・弱みとしか分けていないため「どちらにも当てはまらない」といったケースも出てきてしまうでしょう。

SWOT分析をする際のポイント

多くの意見を取り入れる

少ない人数や、小さい部署でSWOT分析を行っても大きなリターンは見込めません。SWOT分析を行う際には、さまざまな視点の意見を得られるようメンバーを選定することが大切です。たとえば営業や技術職、経理など他部署混合でメンバーを構成するとより深い分析ができるでしょう。

5フォースでの分析

4要素の内、脅威の分析に活用できるのが「5フォース分析」という方法です。5フォース分析とは以下の5つに脅威を分けて考えます。

・業界内での競争
業界の規模が小さい・他社の知名度・ブランド力・業界の成長率

・業界への新規参入
参入のハードルの高さ・参入者がどれだけ利益を上げやすいか

・代替品の存在
例)書籍↔電子書籍・据え置きゲーム機↔スマホゲーム

・買い手の交渉力
買い手の要求に応じるしかない状況の事
例)日用品、コンビニの一般的な飲物、食料など

・売り手の交渉力
自社にとって必要な部品や材料などを他社が持っている場合
例)スーパーの野菜、機械の部品など

まとめ

今回はSWOT分析について解説しました。SWOT分析は会社の状況を整理したり、事業の内容を考えたりするのに効果を発揮します。マクロな視点しか確保できないデメリットもありますが、事業の大きな柱を形成するには、利用しやすい分析方法ですからぜひ参考にしてください。また脅威の見つけ方として「5フォース分析」も紹介しましたが、このようにSWOT分析にはそれぞれを見つける方法までは載っていないため、別の分析と掛け合わせながら利用していくことになります。

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