インタビューテクニックが経営コンサルティングに求められる
東京で経営コンサルティングをおこなうということであれば、何よりもインタビュースキルが欠かせません。
ここでは、どのようにしてインタビューをしていくべきなのかということと、どのようにしてそういうスキルを磨くことができるのかということについて紹介していきます。
お客様のことについてまずは知ることから始まる
経営コンサルティングをおこなうのであれば、まずはお客様がどういう事業をおこなっているのかということと、どういう会社なのかということを知るところから始まります。
お客様の会社で働いているわけではないので、コンサルタントは何よりもフラットな目で見ることができるはずです。フラットな目で見て情報収集を続けていく必要があります。お客様のことを知らなければ適切にインタビューをすることができませんので、そのための事前準備として情報収集をしっかりとすることが求められます。
知っていることとわからないことをはっきりとさせるという目的があります。知っていることについてはわざわざ聞く必要は無く、わからないことについては質問により確かめていきます。ある程度インプットが済んだのであれば、どのように相手に聞いていくのかという質問内容をはっきりとさせてください。
ただ漫然と聞いていくのではなく、こういう意図で質問をするというのを決めるためにも、質問項目を作っていきます。コンサルティングをおこなう場合には、むしろ従業員よりもお客様の会社を知る必要がありますので、論理的思考能力とインタビュースキルは欠かせないものになるでしょう。
仮説を立てながらインタビューをしていく
学生生活の場合はすでに問題や課題が与えられていて、それを解いてくることによって解決をすることが可能なわけです。問題や課題がもうすでにあるのでそのために解決するべきことをはっきりさせればいいということです。
ただ、ビジネスの世界においては問題や課題がはっきりとしていないことがありますので、従業員にインタビューをしながらそういうところをはっきりさせるというところから始まります。従業員に聞いたからといってすぐに問題や課題がはっきりするというわけではないのが難しいところです。
そして問題をはっきりさせたのはいいですが、実はこれは別に大きな問題でない場合には、無駄なプロセスを踏ませることにもなりかねません。コンサルタントとしては質問力を駆使しながら、何が問題なのかという仮説を立てながらはっきりさせていくわけです。
仮説を立てるためには従業員から聞いた情報や自分たちが証拠集めをした情報の中から、問題ではないかという仮説を論理的に作っていく必要があります。仮説が正しいものになるのかどうかというのは論理的思考力がカギになってきます。
インタビュースキルというのはいわゆる質問力に他なりません。従業員にただ聞くのではなく、仮説があっているのかどうかを検証しながら聞くことが欠かせません。仮説が間違っているのであればすぐに修正して別の仮説を作り上げればいいです。
お客様から問題解決のキーワードを聞きだす
お客様としては経営コンサルティングに依頼しているわけですから、真の問題をいち早く発見しないといけないです。そこで必要なのが、インタビューによって問題点につながる話を引き出すことができるかです。
問題点が表面化していない時に、どうやってそれを発見できるのかというと、従業員に話を聞くしかないというのが正直なところではないでしょうか。インタビュースキルがなければ、肝心の問題発見までいくことができないこともあります。それでは高いお金を支払った意味がありませんので、経営コンサルタントとしては、きちんと成果を出すことが求められていきます。
問題点を発見したとしても、一面的なところだけを追っていると、本当の意味での問題点を発見できない可能性もあるので注意をしないといけません。経営コンサルタントですので、一面的な見方だけでなく、複合的な見方を心掛けておく必要があります。
有力な情報がつかめないとずっと堂々巡りをすることにもなりますので、コンサルタントの能力にかなり依存する可能性があります。優秀なコンサルタントとそうでないコンサルタントを分けるものになるでしょう。
東京で経営コンサルティングをおこなうのであれば、何よりもインタビュースキルがないと仕事としてやっていけないところがあります。お客様の業務などについて知ることができたとしても、肝心の質問ができないようでは、コンサルティングとして必要な問題発見をすることができません。
根本的に問題がどこにあるのかという本質なところは、従業員に聞いたり、現地を視察したりするしかありません。インタビュースキルが欠如すると、本質的なところにまで行き着かない可能性があるので、最終的に仕事にならない可能性があります。