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建設コンサルタントとは?仕事内容や年収など

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/02/16


数あるコンサルタント業務の中には、公共施設に対し、コンサルティングを行う「建設コンサルタント」という仕事があります。名前は聞いたことあるものの、具体的にどのような仕事をしているのか知らないという人は多いのではないでしょうか。そこで、この記事では建設コンサルタントの仕事内容や必要な資格、年収について紹介します!

建設コンサルタントとは

「建設コンサルタント」とは、ダムや河川、道路など国が設立して整備・維持する社会資本に対し、計画立案・設計・調査などを中心に行い、クライアントに最適解を提案することで、地域の発展を手助けする業務です。

建築全般に関するアドバイザーとしての役割を持ち、建築物の規模を計算しながら計画を立案し、建築予定地の周辺調査を行うなど、工期までのスケジュールの管理や調整を行います。

建設コンサルタントは公共事業に関わる仕事ですが、一般職として扱われています。そのため、国と国民の中間に位置する立場として、第三者目線から社会資本の調査、計画立案等を行い、双方の利益を守りながら社会に貢献する責任の大きい仕事となります。

建設コンサルタントの仕事内容

建設コンサルタントは、公共インフラの整備などの工事を行う際に、工事を発注したクライアントに対して、調査・計画などを専門的な目線から提案するコンサルティング業務がメインとなります。

市・区役所、国土交通省などの行政機関が主なクライアントであり、ダムや河川などの社会資本を整備する際や、新たにつくる際に行政機関から建設コンサルタントへコンサルティングを依頼します。

建設コンサルタントに必要な資格

建設コンサルタントとして働く上で必須となる資格はありませんが、取得しておくことで役に立つ代表的な資格として、国家資格の「技術士」、民間資格の「RCCM(シビルコンサルティングマネージャー)」の2つが挙げられます。

技術士

国家資格の1つである技術士は、科学技術に関する高度かつ専門的な知識と応用能力に優れた技術士にのみ与えられる資格です。試験に加え、4年以上の実務経験が必須の難関資格ですが、建設コンサルタントとしてキャリアアップを目指したいのであれば、必須の資格となります。

RCCM

RCCMは一般社団法人である「建設コンサルタンツ協会」が実施している建設コンサルティングに関連する民間資格のことです。RCCM資格を取得することにより、土木工事に関わる専門的な知識や技術を有した管理技術者、照査技術者として業務に従事することが認められます。

また、技術力・管理能力が高く評価されるため、資格を取得できれば建設コンサルタントとして大きなキャリアップが望めるでしょう。

建設コンサルタントの業務は難しい?

建設コンサルタントはコンサルティングを通して、市・区役所や国土交通省などの行政機関から任された建設現場全体の・計画・管理・設計を担う立場です。名称に「建設」と名付けられてはいますが、基本的には社会資本に関する調査や計画の立案など、内勤の業務がメインとなります。そのため、土木や設計に関する幅広い知識・専門的な知識が求められます。

また、企業や依頼先であるクライアントによって扱う社会資本の種類や規模、必要とされる知識が異なるため、建設コンサルタントとの業務難易度は高いといえるでしょう。クライアントの要望に柔軟に応え、最適な解決策を提案する高度なコンサルティング能力が求められるため、コミュニケーション能力・企画力・問題解決能力に長けた人に向いている仕事です。

建設コンサルタントの年収

建設コンサルタントの平均年収は497~600万円といわれており、日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。建設コンサルタントは土木や建設に関する専門性の高い知識が必要とされ、重大な責任のある職業であることから、業界全体として給与水準は高く、一般的なサラリーマンよりも高給が見込めます。基本的には勤続年数とともに徐々に給与がアップしていきますが、勤め先や個人の能力、経験によって平均年収に差が開いてきます。

資格取得で給与アップを狙おう

企業や個人の能力により給与に大きな差が生まれますが、上記で紹介した「技術士」や「RCCM」の資格を取得しスキルを証明することで、給与アップの可能性が上がり、高年収を狙うことができます。とくに国家資格である技術士は試験に加え、勤務年数4年以上の受験資格が設けられていることから、資格を取得するのが非常に困難であるため、資格取得時点で手当が付くという企業もあるそうです。

まとめ

この記事では、建設コンサルタントの仕事内容や年収、求められるスキルについて紹介しました。建設コンサルタントは、専門的な幅広い知識と最適な解決策を提案できる高いコンサルティング力が求められます。世間からその仕事内容はあまり知られてはいないものの、建設コンサルタントの業務が生活へ与える影響は大きく、国や社会に貢献できる非常に責任の大きい重要な仕事の1つです。

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