東京の経営コンサルティング会社を検討中！事業再生系コンサルティングファームの特徴
近年の企業を取り巻く環境は複雑になっており、さらに高度化が進んでいます。長く続いたデフレや為替などの問題によってそれらを対応できなくなり、業績不振に陥ったり資金不足に悩んだりするケースが多いです。今回は、そのような悩みや問題を解決することができる東京の事業再生系コンサルティングファームの特徴について紹介します。さらに経営コンサルティングの中でもどのようなことを行うかについて解説します。
事業再生系コンサルティングファームの特徴とは？
経営コンサルティングの中の一つの形態である東京の事業再生系コンサルティングファームは、企業内部まで入り込んで、金融債権者やステークホルダーの間に入って再生サポートを行うという特徴があります。
さらにその企業内で肩書きをもち、ハンズオンで業務改善や事業再生のコンサルティングを行うことも多いです。業績改善や財務再構築以外にも、企業の資産価値を詳しく調査したり、資産売却や事業再編など経営課題に対する解決策とまとめて請け負うサービスを行っているファームもあります。
東京の事業再生系コンサルティングファームは、財務や税務などの内容を扱うことが多いので、経営コンサルティングの中でも会計士出身者や戦略・マネジメントコンサルティングファーム出身のスタッフが多いです。そもそも事業再生とは、経営に行き詰まっている企業を再生させることを指します。企業再生という同じような言葉がありますが、その意味合いは少し異なります。
事業再生は現在持っている資産を活かしながら再生を行うことを言いますが、企業再生は今持っている資産の維持にこだわらないという特徴があります。したがって事業再生では今の事業体系を維持することをメインにこだわって再生を行います。
ある程度のリストラは行いますが、在籍しているスタッフやそのポジションは変えずに再生を目指すことも多いです。企業再生は倒産をさせないまでも、その状態をほとんど変えてしまうケースもあるので、企業の多くは事業再生を目指すことが多い傾向です。
ターゲットとなる企業の選定方法とは
事業再生のターゲットとなる企業とは、どのような特徴があるかというと、業績不振になっているとしても利益を生み出す資産が残っていることです。事業再生はどんな企業でも行えるわけではなく、どうしても再生することができないケースもあります。しかし利益を生み出すような資産が残っていれば、再生する価値があるのでその戦略も自ずと見えてきます。
ここでの資産とは土地や不動産などではなく、将来的に利益を生み出すことができる商品やサービスのことを指します。商品やサービスに何らかの価値があって工夫をすれば黒字になるというようなことが、事業再生を行う際の最低条件です。
一般的に東京の事業再生系コンサルティングファームでは、戦略的に事業再生を行っていきますが、用いられる戦略は案件によって異なります。ただし、負債の整理とコストカットという二つの大きな柱を考えるところから始まります。負債の整理では多くなってしまった借入金を整理するために、弁護士に間に入ってもらうことが多いです。
それによって金融機関に月々の返済額を減らしてもらえるように交渉を行います。 コストカットと聞くとリストラを思い浮かべる方が多いかと思いますが、ここでは主にランニングコストを減らすことによって黒字営業を目指していきます。返済金額の見直しとランニングコストをカットすることによって、利益が出る企業に変えていきます。
タイプに分けて仕事を進めていく
事業再生方法は、いくつかのタイプに分類することが可能です。どのようなタイプに分けられるかというと、法律支援型、財務支援型、FAS型、総合型の4つに分類することができます。
法律支援型とはその名の通り、法律を通して経営状況を良くしていくもので、弁護士のサポートが必要になります。
財務支援型は、企業の財務状況を分析して資金面を良好にしていくことをいいます。その場合には銀行や金融機関などの協力が必要です。
FAS型は、ファイナンシャルアドバイザリーサービスが行う事業再生です。
総合型は法律支援型と財務支援型の両方を行う事業再生をいいます。
一般的には総合型のサポートを受ける企業が多いので、事業再生系コンサルティングファームでは弁護士や銀行員の両方と対応することが多い傾向です。事業再生系コンサルティングファームの仕事内容は、企業分析や企業存続のためのソリューション、金融機関との交渉や新たな資金の調達などです。
事業再生系コンサルティングファームではまず、依頼してきた企業の分析から始めます。どのようなことが原因で、経営が圧迫しているかを知らなければ良い対策を練ることができないからです。
またその分析次第では、事業再生をしても意味がないという結論が出ることもあり、クライアントの依頼を断ったりすることもあります。どんなものを分析するかというと、主に財務面や企業資産の確認です。
このように事業再生系コンサルティングファームは、経営コンサルティングの中でも財務面を取り扱って事業を再生していくことに力を入れているという特徴があります。利益が出そうな商品やサービスがあるのになぜか業績不振である場合に利用するのが最適です。
