経営コンサルタントの切り替えをする前に注意するべきポイントとは?
経営コンサルタントは自身の会社を左右する重要な存在です。だからこそ自分に合っていない経営コンサルタントを雇っている場合は、早めに切り替えを検討するべきでしょう。しかし、切り替えれば必ずしも良い方向に変わるとは限りません。経営コンサルタントの切り替えをする前には、以下のことに注意しましょう。
よくある経営コンサルタントの切り替え原因
経営コンサルタントの切り替え原因は主に3つあげられます。
1つはお互いの信頼関係構築が不完全なケースです。経営は非常にデリケートな問題なので、少しでも信頼関係が築けないと不信感に繋がります。もしかしたら話を聞いてもらえずに意見を押しつけられるかも、など、気持ち良く仕事ができない可能性がでてきた段階で、経営コンサルタントは切り替えをするべきでしょう。
2つめは情報接続の配慮不足です。経営コンサルタントがよかれと思ってやったことも、途中経過が伝えられないばかりに不信感が募ってしまった結果、すれ違いが生じて、大きなトラブルに繋がるケースが少なくありません。プロセス開示をしてもらえない、こちら側の意図を本当に汲み取ってもらえてるかどうか、心配になるような経営コンサルタントは、早めに経営コンサルタントの切り替えをするべきでしょう。
3つめはお互いが過剰に求めすぎることです。成果を出して欲しいからといって、これもやってほしい、あれもやってほしいと色々と求められすぎると、そのことが負担になってしまい、嫌になってしまうと考える方も少なくありません。逆もしかり、経営コンサルタントに対して、クライアント側が求めすぎてしまうと、経営コンサルタントに負担がかかってしまい、悪い結果に繋がってしまいます。お金を出せば、すべてを解決してくれるものと勘違いしている方もいますが、決してそういうわけではありませんので、お互いに支え合える経営コンサルタントを探すべきでしょう。
経営コンサルタントを選ぶ際に確認するべきポイント
このように経営コンサルタントとは、ちょっとしたことで信頼関係が崩れる可能性がありますので、慎重に選ぶべきでしょう。経営コンサルタントを選ぶ際には、このようなポイントを確認するのが大切です。
まず、経営コンサルタントには得意不得意分野があります。どんなに有名な経営コンサルタントでも、不得意な分野では伸びしろがありません。経営コンサルタントを選ぶ際には、今までどのような仕事に携ってきているのか、過去の経歴をチェックするべきでしょう。
次に相性が合うかどうかを確認してみてください。お互い人間ですのでどうしても相性があります。性格的に合う合わない、仕事の考え方やスタンスが合う合わないがあるため、無理して合わせようとするとお互いに負担が出てくるでしょう。実際に話をしてみて相性を確認した上で、依頼するか決めることをおすすめします。
そして、信頼ができるコンサルタントかどうか、相手をよく見極めるのも重要なポイントです。コンサルタントによっては自身の利益を優先するタイプの方もおり、こちら側の利益を最優先してもらえない場合があります。コンサルティング料金の話ばかりされて押し売りのような印象を持ったり、同業者の悪口ばかり言っていたり、最初から長期契約を結ぼうとしてくる経営コンサルタントは不安がありますので、出来れば避けた方が良いでしょう。
まずは現状の経営コンサルタントとしっかり話し合いをしよう
経営コンサルタントは必ずしも変えれば良い方向に進むというわけではありません。少し方向性をすり合わせれば、現状の経営コンサルタントと上手くやりとりが出来るケースも多々あります。
まずは現状の経営コンサルタントと関係性を深められないかしっかり話し合いをしてみるといいでしょう。経営コンサルタントによっては、こちら側の意向が伝わっていなかったばかりに実力を発揮し切れていない場合も多々あります。経営が上手く行っていないのを経営コンサルタントのせいだけにしてしまうと、気が付くべきポイントに気が付かずに悪い方向に転がってしまう可能性があるため、まずはしっかり話し合いの場を設けることがおすすめです。
具体的にこれからどうしていくべきなのか、今後どのようにしたいと考えているのかなど腹を割って話すと、相手が本当に信頼のおける経営コンサルタントか判断しやすいでしょう。もちろん、話し合いをした上でわかり合えないと判断した場合は、経営コンサルタントの切り替えを検討してみてください。
まとめ
経営コンサルタントの切り替えをするかどうかは、今後の企業の経営状況に大きく関わってきます。だからこそ、相性の良い経営コンサルタントを見つけて、契約することが大切です。ですが経営状況を良くするために必ずしも現在の経営コンサルタントを切り替えないといけないかというとそんなことはありません。現在の経営コンサルタントとまずはしっかりと話し合って、それでもわかり合えないと判断した場合、切り替えを検討してみるといいでしょう。