経営コンサルティングとのセッションは本当に効果がある？
これまでの経営戦略で収益が上がっていたとしても、時代の変化や顧客のニーズ、志向の変化で売り上げが伸び悩む、もしくは下がってしまうということはあるものです。新たなる経営戦略の突破口を見つけるには外からの視点が必要と言えるでしょう。
問題点を見つけることが経営立て直しの必須条件
自社の経営状態、経営戦略を社内から判断するのは客観的な判断がしづらいということが問題点として挙げられます。
飲食店を例にすると、味、価格は他店より優れているが、集客に結びつかない。人通りが問題と定義して立地の問題と考えてしまう。大きな改善策として立地問題はあるかもしれませんが、それが大きな問題点ではないことがあります。
他の部分に改善の余地があるかもしれないということに気づかない店は経営がうまくいかない傾向があります。そもそも、優れていると思っている味が、本当はそれほど美味しくない、価格も見合ったものではない、人通り云々の前に効果のない看板や宣伝手法を取っていないなど、問題点をきちんと理解することが必要です。
こうした勘違いや思い込みは小規模店だけではなく中小企業でも同様に言えることで「問題点を洗い出す」ことこそ経営立て直しの第一歩と言えるでしょう。
社内からでは見えてこない問題点
問題点を見つけると言っても、社内でそれを探し出すということは難しい点が多いはずです。会議でも、上司や周囲の社員に気を使って問題点と思えることに気づいていても発言できないことが多くあるのはどの会社にもある問題です。
社内の人間関係を考えれば、発言しない方が得策と思う社員が必ずいるということは覚えておかなくてはいけませんし、それが普通の事とも言えます。問題特定には社外の経営コンサルティングを利用する会社が増えているのはこうした理由からと言え、多くの企業は外からの視点でのアドバイスを得るために経営コンサルティングを利用しています。
経営コンサルティング会社には得意な分野を扱う専門的な知識を持った担当者がいて、同業他社の経営手法、経営状態を改善したという蓄積データを持っていますので、問題特定から改善までの道のりは難しくないはずです。
こうした経営コンサルティング業者は、東京などの大都市圏には多く存在し、専門的な分野を扱う会社が多くありますので、最適なものを見つけると良いでしょう。
短期セッションで経営コンサルティングを利用してみる
経営コンサルティングを導入するとなると、それなりのコストがかかります。
しかし、経営の問題点を洗い出すだけでもかなりの効果を期待できますし、税理・会計に関してのアドバイスや改善策を得られますし、経費としてコンサルティング料を計上することも可能ですので実質的にはそれほどのコストはかからないと見て良いでしょう。
自社にあったコンサル業者なのかを見分けるのは難しいものです。この人であれば任せられると見極めをつけて依頼したいもので、誰もがそういう懸念を抱え二の足を踏むことが多くあります。
そこで、利用したいのが経営コンサルティングのセッションです。2時間程度から短時間セッションがあるコンサルティング会社が東京などに多くありますので、お試し感覚で利用してみるのも良いでしょう。短いセッションでも問題特定から改善策まである程度の情報を得ることができますので、それだけでも大きなメリットがあると言えます。
長期契約経営コンサルを選ぶときの基準として使ってみても良いですし、経営に関してのアドバイスが欲しいという方も利用する価値がありますし、それだけでも効果が高いでしょう。
会社にとって何が間違っていて、何が問題点なのかを特定することは経営改善や新たな経営戦略を立てる時に大きなファクトを占めています。問題点が見つからなければその問題を解決することはできません。
問題点が見つかるからこそ改善策が生まれるのです。これを短時間に効率よく探し出すには経営コンサルティングを導入し、外から会社をみる目を利用することが最も効果的と言えます。
「であろう」「かもしれない」という実績のない主観で問題点を探すより、実績のある経営コンサルティング会社の目で問題点を探しだす目は必要かつ効果的と言えます。同業他社がどの様な経営戦略を行なっているか、改善した点は何か、他業種であっても参考になる情報はかなりあり、そうした蓄積データがあることは大きな情報源です。
これを社内だけで見つけることは非常に難易度の高く、非常に効率の悪い手法と言え、実際には無駄な時間を浪費してしまう結果に繋がりかねません。
実績のある経営コンサルティングとのセッションで客観的に会社を見つめ直し、抜本的に経営戦略を練り直すのが経営改善の最も有効な手法と言え、会社にとって次のステージに進むための重要な戦略となるでしょう。
